勝山城跡学術調査
平成17年度から平成21年度まで実施した勝山城跡の調査についての説明です。
1.勝山城跡について

位置
都留市川棚の城山(標高571メートル)にあり、「お城山」とも呼ばれています。
都留市役所・谷村第一小学校の裏手にある桂川を挟んで対岸に位置しています。
歴史
勝山城の築城時期は『甲斐国志』によると、浅野長政の家老浅野氏重によって文禄3年(1594)に築城されたという記述があり、浅野氏重によって勝山城が築城されたと考えられてきました。しかし、最近の研究により、中世に小山田氏によって築城されたと考えられるようになってきました。
また、勝山城は江戸時代に茶壺道中で運ばれた将軍家献上用のお茶壺を夏季の間、保管した茶蔵が設けられていた伝えられています。1704(宝永元)年の当時の谷村藩主であった秋元氏が川越へ転封の際、勝山城は廃城になったとされています。
2.勝山城跡学術調査事業について

勝山城跡学術調査事業は平成17年度から平成21年度にかけて、それまで謎に包まれていた勝山城の実態を探るべく実施しました。調査内容は文献調査、考古学調査、都市史調査、石造物調査など多岐にわたり、それぞれの分野で勝山城の新たな歴史が明らかとなりました。これらの成果は学術調査報告書にまとめました。
調査事業は終了しておりますが、引き続き勝山城に関連する資料を探しております。資料をお持ちの方は都留市教育委員会(ミュージアム都留)までご一報いただけますようお願い申し上げます。
3.お知らせ
勝山城跡学術調査成果をまとめた報告書を刊行いたしました。1冊2,400円(税込)で販売しております。部数に限りがございますのでお早めにお買い求めください。また、同時に調査を進めてまいりました市内遺跡の調査報告書も3,500円(税込)にて販売しております。
ご注文による販売も行っております。詳細は以下のリンク先をご覧ください。
関連情報はこちら
平成21年度に実施した勝山城跡学術調査事業について説明します。
平成20年度に実施した勝山城と周辺遺跡の調査です。
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平成18年度に実施した勝山城と周辺遺跡の調査です。
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更新日:2019年03月01日