ツキノワグマの目撃情報について
クマの出没に注意!
ツキノワグマは冬眠に入る前の10月から11月にかけて、餌を求めて人里まで行動圏が拡大すると言われています。
今年度、郡内地域を中心にツキノワグマの目撃情報が増えており、都留市内においても、目撃情報が寄せられています。
子グマを見かけた場合は、母グマが近くにいる可能性が高いので、決して近づかないでください。
予期せず遭遇する危険がありますので、十分注意しましょう。
登山などで山林に立ち入る際は、熊除け対策を忘れずに!
目撃情報は「防災つる」でお知らせしています
R6都留市クマ目撃情報とその後の対応(R6.9.17更新) (PDFファイル: 129.4KB)
ツキノワグマとは
都留市に棲息しているツキノワグマ
日本には、ツキノワグマとヒグマの2種類のクマが生息していますが、ヒグマは北海道に限られ、都留市には本州から四国にかけて広く分布しているツキノワグマが生息しています。ここでの"クマ"は、"ツキノワグマ"に限定し説明します。
ツキノワグマの主な特徴は
体長 : 110~150センチメートル(成獣)
体重 : 80~120キログラム(成獣)
聴覚 : 非常に優れている
嗅覚 : 非常に優れている
視覚 : あまり良くない
運動能力 : 走るのが非常に速く、木登りも得意。
食性 : 植物性に偏った雑食。
行動範囲 : 非常に広い
ツキノワグマは鼻と耳は優れているのですが、目はあまり良くありません。そのため、山の中などで、登山客などにばったり出くわしてしまうことが心配されます。
ツキノワグマは本来はおとなしい動物のため、クマの方が人に気づけば、大抵クマの方からその場を去りますので、人がいることを気づかせて不意な遭遇を避けることが大事です。
クマとの遭遇を未然に防ぐには
クマの主要な生息地域では季節、時刻にかかわらず、不意に遭遇する機会がないとは言えません。登山やレジャーなどで山奥に入る場合は、事前にその地域のクマの生息情報を確認しておくことが重要でしょう。
周囲に注意をしましょう
- なるべく二人以上で行動し、時々周囲に注意をくばりましょう。
- 笹藪などの見通しが利かない場所には不用意に入らないように注意しましょう。
クマに自分の存在を知らせましょう
- 鈴をつけたり、ラジオをかけるなど、音のなるものを身につけましょう。
クマの出没情報に気を付けましょう
- 出没情報のあったところには、なるべく近づかないようにしましょう。
- 悪天候、夕暮れ時などの視界が悪い時、川や沢などの近くの音がある場所では互いに接近にするまで気がつかないことがあります。
クマをおびき寄せないように気を付けましょう
- 食品やごみは必ず持ち帰り、クマに人の食べ物、匂いに慣れさせないようにしましょう。
クマに遭遇してしまったら
なにより、あわてず、さわがず、落ち着いて状況を見ましょう。
クマがこちらに気づいて"いない"場合
- ゆっくりとクマから見えない場所まで離れましょう。
- 走らない
走って逃げるなどして、不要な刺激を与えないようにしましょう。
クマがこちらに気づいて"いる"場合
- 周囲に気を配りながら、背中を見せず、ゆっくりと後退しましょう。
- 走らない
走って逃げるなどして、不要な刺激を与えないようにしましょう。
子グマでも近づかない
- 子グマだけがいるように見えても、近くに母グマがいる可能性が高いうえ、子グマを守るために神経質になっていることが多いため、非常に危険です。
落ち着いて、速やかその場を離れましょう。
本来はおとなしい動物
ツキノワグマは木に登るための強い力と鋭い爪を持っていますが、本来はおとなしい動物で、刺激をしない限り一方的に攻撃してくる事はほとんど無いと言われています。
しかし、人に出会った際に驚かせてしまったり、残飯や未収穫の作物等の味を覚え、熊の食べ物に対する占有意識が強まった状態になると、人間に対して攻撃的な行動に出てしまうことがあります。
クマの出没情報や出没注意の標識、出没しやすい夕方から早朝にかけての時間帯等を意識して、遭遇の危険がある場所にはむやみに近づかないようにしましょう。
注意
林業従事等や鳥獣の捕獲で入林しクマの生息域に近づく際には、予期せぬ遭遇の可能性があります。
特に、鳥獣の捕獲に際しては、錯誤捕獲や、鳥獣捕獲にクマが誘引される等の危険があるため、特に注意してください。
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産業課農林振興担当
〒402-8501
山梨県都留市上谷一丁目1番1号
電話番号: 0554-43-1111(内線)217〜219
ファクス: 0554-43-5049
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更新日:2024年09月17日