「都留市景観計画」を策定しました。

更新日:2021年03月16日

都留市景観計画とは

「都留市景観計画」は、平成16年6月に制定された「景観法」に基づき、良好な景観の保全・形成を図るために策定する計画です。本市では、平成28年1月に景観行政団体になったことを契機として、都留市景観計画の策定に向けた取り組みを始動しました。

景観計画で、市の望ましい景観の姿(景観形成方針)と守るべきルール(行為の制限)を示すとともに、計画を運用するための手続き等を景観条例で規定することにより良好な景観形成を誘導することができます。

本計画は、市全域を景観計画区域とし、本市の景観形成に関する基本的な考え方や方針、基準等を明らかにし、都留市らしい景観形成を総合的かつ計画的に推進するため、市民、事業者、行政等の協働の指針として役割を果たし、良好な景観まちづくりの実現を図ることを目的としています。

景観まちづくりの基本理念と目標

基本理念

rinen

本市は、目に映るものから潜在的なものまで、風景資産がまちの至るところに息づいてます。まずは、住んでいる人が心地よく感じ、そのために地域の宝物を慈しみ、磨きをかける景観まちづくりを進めます。

そして、その暮らしぶりに惹かれ、住み続けたい、訪れてみたいと思えるような好循環を生み出し、郷土の景観に誇りをもって育む景観まちづくりを目指します。

景観まちづくりの目標

  • 景観の基調をなす細やかな地形構造を尊重し、継承します。
  • 固有の風景資産を活かし、多彩な表情が共鳴する魅力ある景観を育みます。
  • 郷土景観の誇りを育み、交流・活性化の好循環に結びつく景観を創出します。
  • 景観を次代に引き継ぐ共感と協働による景観まちづくりを目指します。

景観まちづくりの方針

1.特徴ある地形や山紫水明の景観を守り、活かす

2.郷土の多彩な眺望景観を守り、育む

3.先人たちの営みに培われた歴史文化資産を継承し、活かす

4.里地・里山・里水が織りなす農山村景観を守り、活かす

5.地域の表情を映す、心地よさと魅力ある暮らしの景観を育む

6.まちが元気になる、交流・おもてなしの景観まちづくりを進める

良好な景観形成に向けた行為の制限

固有の景観を維持保全し、都留市らしい良好な景観形成を図るため、市域を大きく3つの「景観形成地域(市街地景観形成地域、集落景観形成地域、森林景観形成地域)」に区分し、地域の特性に応じた建築行為や開発行為等を行う際の守るべき一定のルール(行為の届出と景観形成基準)を定め、秩序ある計画的な景観誘導を図ります。

詳しくは、「行為の届出と景観形成基準」をご覧ください。

協働による景観まちづくりの推進

市民、事業者、行政など、多様な人々の協働による「景観まちづくり」を推進します。

協同による景観まちづくりのイメージ

本市は、「都留市自治基本条例」の理念のもと、自助・共助・公助の考え方を基本とする、協働のまちづくりに取り組んでいます。

良好な景観を守り、育むためには、市民、事業者、行政をはじめ、観光客等の来訪者など、多様な人々の理解と協力がなければ実現できません。

一人ひとりが、本市の景観の価値や魅力を再認識し、本計画の基本理念や目標を共有したうえで、お互いの役割を理解し、できるところから一歩一歩着実に進めていくことが必要です。

そのため、本市の景観まちづくりは、多様な主体相互のパートナーシップを重視した、協働による景観まちづくりを基に推進していきます。

先導的な景観まちづくりの推進

本市の景観まちづくりは、始動期から取り組みの成果が目に見える形となるよう、景観形成上重要なテーマや地区、施策を絞り込み、先導的な取り組みを推進します。

「景観まちづくり市民プロジェクト」の促進

都留市景観まちづくり市民懇談会による「景観まちづくり市民意見書」の重点プロジェクトから、2つのテーマを中心に市民主体の先導的な景観まちづくりプロジェクトを促進します。

■プロジェクトテーマ1:

-知ること!多くの人と共感することからはじめる景観づくり-

都留市の景観について多くの人と共感を得ること、その共通の価値観が「心地よい風景」に結びつくことを理解し、郷土の景観を大切に思う意識を育み、主体的な活動にまで高めていくこと。

〈具体的な取り組み〉

●「地元学」-郷土景観を育む人づくりに取り組む

●景観まちづくりのポイントを絞り込む

■プロジェクトテーマ2:

-まずできることからはじめよう!お宝発見プロジェクト-

景観づくりの重要な担い手である市民の意識を高める。そのきっかけとして「できることからはじめる景観づくり」をスタートさせること。

〈具体的な取り組み〉

●参加の仕組みづくり

●「(仮称)つる8駅物語」-8つの駅の活かし方

●情報発信の仕組みづくり

●景観のルールづくり など

 

「景観形成推進ゾーン」の取り組みの推進

都留市景観計画では、先導的かつ重点的に景観形成を推進すべき5か所の「景観推進ゾーン」を選定しています。これらの地区は、「景観形成重点地区」の候補と位置づけ、重点的な景観まちづくりを推進します。なお、景観推進ゾーンは固定的なものではなく、今後必要に応じ順次追加を検討していきます。

景観形成推進ゾーン

先導的な景観形成施策の推進

今後の景観まちづくりにおいて、多方面に波及効果が期待される先導的な景観形成施策を位置づけ、段階的な取り組みを積み重ね、効果を着実に目に見えるものにしていきます。

先導的な景観形成施策の推進

都留市景観計画

都留市景観計画(全体)

都留市景観計画 (章ごと)

都留市景観計画概要版

この記事に関するお問い合わせ先

建設課都市計画担当

〒402-8501
山梨県都留市上谷一丁目1番1号
電話番号: 0554-43-1111(内線)131・132
ファクス: 0554-43-5049

メールでのお問い合わせはこちら

このページへのご意見をお聞かせください
このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?
このページに関してのご意見がありましたらご記入ください