元気な都留市「いーばしょ」づくり

更新日:2023年12月11日

「いーばしょ」とは?

いーばしょロゴマーク

「いーばしょ」は、地域の方や団体が主体となり運営している、高齢者などが身近な場所で気軽に立ち寄ることのできる通いの場です。
市内には、39ヶ所(令和5年12月現在)の「いーばしょ」があります。

なぜ「いーばしょ」を進めているの?

本市においても高齢化は進行しており、令和5年4月には高齢化率31.3%となり、約20年後には41%に達する予測がされています。また、医療の発達や生活環境の変化により「人生100年時代」を迎える中、自立して生活できる寿命である健康寿命を延ばすことが私たちにとって大切だと考えています。

都留市独自の健康課題とは?

高齢になり身体や心の働きが弱っていく様子

高齢になり身体や心の働きが弱っていく様子

平成26年から、市内高齢者を対象に埼玉県立大学との共同研究を行っています。調査の結果、本市の高齢者の特徴として、ひざ痛などの運動機能障害があること、認知機能低下やうつ病の傾向があることが報告されています。

市では、これらのリスクを予防し、地域の方の健康づくりを支援するため、「いーばしょ」事業を推進しています。

「いーばしょ」の活動内容

「いーばしょ」では、次のような活動を行っています。

主な活動内容
主な内容 健康運動指導士による体操・ストレッチ・脳トレーニング・踊りや工作などの趣味活動
活動場所 地域の自治会館や個人宅、空き家など
活動頻度 月に1回以上
時間 半日~全日
参加人数 5人ほどの集まりから、20人程度の自治会単位の集まり
参加費 原則無料(団体によっては月100~300円の負担金あり)

「いーばしょ」への支援について

市では、「いーばしょ」団体に対し、立上げ支援や補助金の交付、体操の講師やメニューの紹介、手指消毒液など物資の配布、備品の貸出など様々な支援を行っています。

活動メニューの紹介について

健康体操の講師やイベントボランティア団体など、「いーばしょ」などの通いの場で活用いただけるメニューを掲載した冊子です。市長寿介護課6番窓口にお越しいただければお渡しすることもできます。

都留市立病院職員による無料講座について(NEW!!)

都留市立病院薬剤師による講座「薬についてもっと知ろう」

令和5年6月にいーばしょ与縄で開催された薬剤師による講座「薬についてもっと知ろう」

令和5年度から、都留市立病院職員による無料出前講座が始まりました。市立病院に勤務する「薬剤師」「栄養士」「理学療法士」などの専門職が「いーばしょ」などの通いの場に出向き、無料で講座を行います。

すでに多くの団体で講座が実施されており、「知っているようで知らない話が聞けた」「とても勉強になった」と参加者から大好評です。

講座内容一覧については、下記ファイルをご覧ください。

「いーばしょ」お試しメニュー体験について

いーばしょ活動の様子

市では、「いーばしょ」活動を検討されている方を対象に、「いーばしょ」メニューを気軽に体験できる市主催の出張健康教室を行っています。ご要望がある地域に私たち職員が出向きますので、お気軽にご相談ください。

市主催健康教室の概要
内容 健康体操「楽しく気軽にチャレンジ!」
場所 地域の自治会館など
時間 1時間~1時間半
人数 5~20名(会場の大きさによって異なります)
参加費 無料

 

「いーばしょ」通信について

市では、「いーばしょ」に関するお役立ち情報をお届けすることを目的に、令和3年度より「いーばしょ」通信を発行しています。令和4年9月からは、毎月号の広報に掲載していますので、ぜひご覧ください。

感染予防に配慮した活動について

市では、希望される新規「いーばしょ」に対し、手指消毒液などの感染予防物資を配布しています。また、必要に応じて保健師が「いーばしょ」に出向き、感染予防指導を行っています。

補助金支援について

希望される「いーばしょ」に対して、補助金を交付しています。詳しくは次のリンクをご覧ください。

事業に関する講演・発表・啓発活動

第81回日本公衆衛生学会総会

概要
日時 令和4年10月8日(土曜日)
場所 YCC県民文化ホール
内容
  • メインシンポジウム3 公衆衛生イノベーション-原点確認、変革推進-「保健師の原点:住民とともにつくる未来~通いの場『いーばしょ』事業の取組~」資料はこちら(PDFファイル:155KB)から。
  • 一般演題(示説)発表「新型コロナウイルス感染症流行下における通いの場支援方法および活動状況の変化」資料はこちら(PDFファイル:1.5MB)から。

令和4年度介護予防・リハビリテーションのつどい

概要
日時 令和4年11月15日(火曜日)10時~12時30分
場所 山梨県立文学館講堂
内容

第2部住民主体の取り組み発表「通いの場再開に向けた取り組みについて」

コロナ禍における市の「いーばしょ」への支援策の他、日本舞踊で健康体操恵会の小俣幸子代表による講演を行いました。

 

第82回公衆衛生学会総会

概要
日時 令和5年10月31日(火曜日)〜11月1日(水曜日)
場所 茨城県つくば市(つくば国際会議場)
内容
  • 最優秀口演賞「地域在住高齢者における身体活動と認知症発症との関連:多時点観測データを用いた検討」(神奈川県立保健福祉大学・根本裕太)発表内容の詳細はこちら(PDFファイル:577.6KB)から。
  • 一般演題(示説)発表「通いの場参加によるフレイル予防効果:6年間の反復測定データを用いた検討」資料はこちら(PDFファイル:1.7MB)から。
  • 一般演題(示説)発表「ご当地体操実施者の実態および特性:地域在住高齢者を対象とした全数調査による検討」資料はこちら(PDFファイル:1.4MB)から。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

長寿介護課高齢者支援室(地域包括支援センター)高齢者福祉担当・包括支援担当

〒402-0051
山梨県都留市下谷2516-1(いきいきプラザ都留)
電話番号: 0554-46-5114(内線)130・131・135・136
ファクス:0554-46-5119

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