夏狩地区でわさび農家を営む菊地富美男さんが、山梨県内で先進的な農業経営を行う個人や団体を表彰する、「山日YBS農業賞」の「奨励賞・審査員特別賞」を受賞しました。

 菊地さんは、1918年に祖父が栽培を始めたわさび園を引き継ぎ、本市の地域資源である、豊かな湧水を生かして、わさびの無農薬栽培を行っています。

 高級品種のわさびやわさび漬けは、飲食店や道の駅のお客様等から好評を得ています。

 最近では、観光客の受け入れにも積極的に取り組んでおり、わさびの収穫・わさび田散策等の体験プログラムの提供や、農家民宿の経営も行っており、国内にとどまらず、海外からも多くのお客様を受け入れています。

 これらの取り組みが評価され、今回の受賞となりましたが、審査会の際には、菊地さんを農業賞「正賞」に推薦する審査員も多く、非常に僅差のなか「奨励賞・審査員特別賞」の受賞となったとのことです。

 なお、審査員特別賞につきましては、昨年度、森嶋養豚場の森嶋さんも受賞されましたが、森嶋さんの受賞は前回の平成9年から、実に21年ぶりの受賞であり、2年連続で本市から受賞者を輩出することとなりました。