都留市景観計画策定に向けた取組み

更新日:2023年03月20日

 本市では、都留市らしい良好な景観形成を促進するため、景観計画の策定に取り組んでいます。

 景観計画とは、景観法に基づく法定計画であり、本市の目指すべき景観のあり方を示すものとなります。市民が地域への愛着、誇りを持ち、誰もが「心地よさ」を感じる景観まちづくりにつなげていくことを目的とし、良好な景観の形成に関する理念、目標、基本方針、重点的な施策などを定めるものです。

景観計画策定の背景

 本市は標高1,785mの三つ峠をはじめとする1,000m級の山岳に囲まれ、新緑や紅葉など視覚的に四季を感じることができます。また、桂川の浸食、蒼竜峡、田原の滝などいくつかの景勝地が形成されているとともに、平成の名水百選である十日市場・夏狩湧水群では、清澄で豊富な湧水のもと、夏には野菜などを冷やし、冬には水掛菜が栽培され、季節の風物詩となっております。さらに古くから県東部の政治、経済、文化の中心地として発達し、江戸時代には城下町の整備が行われ、現在も城下町を偲ばせる静かな佇まいの中、寺社仏閣も多く、松尾芭蕉が逗留した桃林軒、茶壷が保管された勝山城跡など、多くの史跡や文化財が点在しています。

 こうした美しい自然景観や歴史文化的景観などを守り未来に受け継いでいくとともに、新たな魅力ある景観づくりのため、本市では、「都留市景観計画」の策定に平成30年度から着手し、令和2年度中の計画策定を目指しています。

景観計画スケジュール

景観計画スケジュール

平成30年度

市民アンケート

 日常生活の中で感じている本市の景観に関して、市民の方々の意見を把握し、「景観計画」や今後の景観行政運営等に反映させるとともに、本誌の多様な資源を活かした魅力ある景観形成の大切な資料とすることを目的とし、平成30年8月に景観市民アンケートを実施しました。

調査の概要と結果は次の通りです。

 

都留市景観市民懇談会

 市の景観への理解を共有し、景観づくりの方向性や協働による取組みなどを協議し、その成果を都留市景観計画に反映させることを目的とし、「都留市景観まちづくり市民懇談会」を立上げ、計5回ワークショップやフィールドワークを行いました。

その成果を「都留市景観まちづくり市民意見書」としてまとめ、平成31年4月24日市長へ提出しました。

令和元年度

都留市景観計画策定委員会

 令和元年7月23日に第1回都留市景観計画策定委員会を行い、委員の方に堀内市長より委嘱状の交付がありました。この組織は、景観計画策定に係る最上位組織として、総合的な見地から計画案全体についての検討と調整を行い計画案を作成することを目的とします。景観計画策定委員会は、計5回行いました。

 

令和2年度

パブリック・コメント

 景観計画がより市民の身近なものとなるため、また、意見を反映できるよう都留市景観策定委員会で策定した「都留市景観計画(原案)」を基にパブリック・コメントを実施しました。

 

 

都市計画審議会

令和2年10月27日に都市計画審議会へ諮問し、都留市景観計画案の答申をいただきました。

詳細については、都市計画審議会会議録をご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

建設課都市計画担当

〒402-8501
山梨県都留市上谷一丁目1番1号
電話番号: 0554-43-1111(内線)131・132
ファクス: 0554-43-5049

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