りんご病(伝染性紅斑)にご注意ください

更新日:2025年06月03日

伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルス(B19)による感染症です。小児を中心にみられる流行性の病気です。両頬がりんごのように赤くなることから『りんご病』と呼ばれることがあります。

令和7年4月30日時点での定点医療機関からの伝染性紅斑の報告数は過去10年間の最高値まで増加しています。過去に感染したことのない妊娠中の方は、特に注意しましょう。

伝染性紅斑(りんご病)について

症状と感染期間

・症状

10〜20日の潜伏期間後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後両頬に蝶の羽のような境界明瞭な赤い発疹(紅斑)が現れます。続いて、体・手や足に網目状やレース状の発疹が広がります。発疹は1週間程度で消失します。中には、長引いたり一度消えた発疹が短期間のうちに再び出現したりすることがあります。成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。

・感染期間

頬に発疹が現れる7〜10日前に微熱やかぜのような症状が現れ、この時期にウイルスの排出量が最も多くなります。発疹が現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失します。

 

妊娠中・妊娠の可能性がある方へ

過去に伝染性紅斑に感染したことのない方が、妊娠し感染した場合、胎児にも感染する場合があります。熱や倦怠感などかぜ症状が出たあとに発疹が出現するなど伝染性紅斑を疑う症状がある場合は医療機関に相談しましょう。また、感染しても症状が出ない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師にお伝えください。

感染経路と対策

・感染経路

飛沫感染:感染した人の咳のしぶき(飛まつ)を吸い込むことで感染する

接触感染:ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることで感染する

・予防と対策

伝染性紅斑を予防するワクチンはありません。紅斑が出てくる時期にはほとんど感染力がないたえめ、かぜ症状がある人は、医療機関の受診をご検討ください。

伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは注意が必要です。

□手洗いやマスク着用などの基本的な感染予防を行いましょう。

□症状のある人は、咳やくしゃみをする時には口と鼻をおおうなどの(咳エチケット)を心がけましょう。

□症状のある人との接触をできる限り避けましょう。

 

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