「生涯活躍のまち・つる」事業について

更新日:2023年12月15日

『ひと集い 学びあふれる 生涯きらめきのまち つる』の実現に向けて

導入の経緯

 都留市では平成28年度から平成38年度までの11年間を計画期間とする「第6次都留市長期総合計画」を策定し、取り組みを進めています。市政運営の羅針盤ともいえる本計画は、市民意識調査や庁内外の方々で構成されるワーキンググループなどを経て策定され、11年後のわたしたちのまちの目指すべき将来像である『ひと集い 学びあふれる 生涯きらめきのまち つる』を実現していくための様々な政策や施策について計画しているものです。

その計画の中で重要施策として位置付けられているのが「生涯活躍のまち・つる(都留市版大学連携型CCRC(注釈))」事業です。この地で生活するすべての人々が生涯を通していきいきと学び、きらめく人生を送れるようなまちの姿を目指すため、「サービス付き高齢者向け住宅の開設」や「市内3大学との連携」、「地域住民・多世代間の交流」、「包括的な健康プログラムの提供」などを通じて、よりよいまちづくりを進めていきます。

(注釈)CCRC…Continuing Care Retairement Community の略で高齢者が元気なうちに入居し、終身で過ごすことが可能な生活共同体を指します。都留市では高齢者だけでなく多世代が学び、健康で、生涯にわたり活躍ができるまちづくりの在り方としてCCRCという考え方を用いています。

これまでの取り組み(概略)
平成25年度
  • 「シルバー産業の構築・推進」について検討を始める。(市長公約)
平成26年度
  • 国において「まち・ひと・しごと創生本部」が設置され、地方創生について本格的な検討が始まり、市においても同様に「都留市まち・ひと・しごと創生本部」を設ける。
  • 国において「日本版CCRC構想有識者会議」が設置され、初めてCCRCの考え方が例示される。
平成27年度
  • 庁内組織として「大学連携型都留市版CCRC推進班」を設置し、「シルバー産業の構築・推進」と軌を一にする「生涯活躍のまち・つる」事業について本格的な取り組みが始まる。
  • 地元金融機関との共催により、「都留市CCRC構想研究会」を初めて開催。関係事業者など、100社を超える参加があった。
平成28年度
  • 本事業への取り組みの先駆性が認められ、国の「生涯活躍のまち支援チームの対象とする地方公共団体(先行事例)」の7団体の1つ(当時)に選ばれる。
平成29年度
  • 単独型居住プロジェクトの実施事業者が公募にて決定。
    (単独型居住プロジェクトは下記をご参照下さい)
平成30年度
  • 平成31年度の開設に向け、単独型居住プロジェクトが加速化する。
平成31年度
  • サービス付き高齢者向け住宅「ゆいま~る都留」が令和元年9月25日にオープン。

サービス付き高齢者向け住宅の開設

 本事業の核として、特にシニア層の住まいの受け皿となるのが下谷及び田原の2地域で開設を予定する「サービス付き高齢者向け住宅(注釈)」です。
(注釈)サービス付き高齢者向け住宅…要介護の高齢者が入居する有料老人ホームとは異なり、自立あるいは軽度の要介護高齢者を対象とした、ケアの専門スタッフによる安否確認や生活支援相談などが主なサービスとして提供されるバリアフリー対応の賃貸住宅を指します。
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単独型居住プロジェクト(既存施設活用型)

 下谷地区の旧雇用促進住宅下谷宿舎(つる5丁目)を公募で決定した「株式会社コミュニティネット」によって、サービス付き高齢者向け住宅へ改修を行い、令和元年9月25日にオープンしました。敷地内には地域交流拠点(下谷交流センター)も整備され、多目的スペースや食堂、介護施設などが入居しています。

  • 地域交流拠点
    入居者だけでなく、地域住民も利用可能な多世代交流の場としての役割が期待され、平成30年3月末に完成しました。現在は、1階の食堂や多目的ホールなどを活用し、入居者や地元の方など多くの方にご利用いただいております。

 

複合型居住プロジェクト(事業地活用型)

 田原地区の都留文科大学周辺の約10,000平方メートルの市有地(田原4丁目)に、民間企業を誘致してサービス付き高齢者向け住宅を整備するとともに、市が子育て支援施設やシェアオフィスなどを兼備した地域交流拠点施設、大学が関連施設を整備するなど、複合的な展開をしていくことで、多世代が楽しみながら生活できるエリアとして、官民連携をしながら整備を進めていきます。この事業では、大学や市街地に隣接する「まちなか立地」を活かした「生涯活躍のまち・つる」事業の拠点的な施設となることが期待されます。

複合型居住プロジェクト

関連情報はこちら

 平成28年2月より実施しております「都留市CCRC構想研究会」については、本市が推進します「生涯活躍のまち・つる」事業について、市民や関係事業者の理解を深め、官民連携により事業展開を進めるべく、これまで全12回開催しており、平成30年6月29日(金曜日)に第13回目を開催しました。

政府が推進する「生涯活躍のまち」構想の実現を進める全国先進7団体に都留市が選ばれました。

各種計画はこちら

→平成27年度に策定した地方創生に伴う「都留市版生涯活躍のまち」事業推進にあたっての基本的考え方をまとめた計画書。【H28年3月刊行】

→上記基本計画の内容を踏まえ、個々の具体的な事業推進にあたっての取り組み手法をまとめた計画書であり、基本計画と同時並行で策定。【H28年3月刊行】

→単独型居住プロジェクトのように、既存の建物のストック活用型でなく、複合型居住プロジェクトは更地から展開するプロジェクトのため、モデルプランの想定や、事業化に向けたフィージビリティスタディを含めた検討を行い、策定した計画書【H29年3月刊行】

この記事に関するお問い合わせ先

企画課政策推進担当

〒402-8501
山梨県都留市上谷一丁目1番1号
電話番号: 0554-43-1111(内線)242
ファクス: 0554-45-5005

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