マダニ媒介感染症にご注意ください
全国的に感染が報告されているマダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、県内在住者が令和7年10月に初めて感染した事例が確認されました。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にSFTSウイルスを保有しているマダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。マダニの活動期である春から秋にかけて多く発生しています。
フタトゲチマダニ
キチマダニ (国立健康危機管理研究機構昆虫医学部提供)
重症熱性血小板減少症候群について
症状と感染期間
・症状
発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血)が主な症状で、腹痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴います。
血液所見では、血小板減少(10万/㎣未満)、白血球減少(4000/㎣未満)、血清酵素(AST、ALT、LDH)の上昇が認められます。致命率は約10~30%程度です。
・潜伏期間
6日〜2週間程度
感染経路と対策
感染経路
主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺されることで感染します。SFTSを発症している動物との接触により感染することもあります。
予防
現在のところSFTSウイルスに対して有効なワクチンはありません。マダニに刺されないようにすることが重要です。
対策
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、以下のことに注意しましょう。
肌の露出を少なくしましょう
⇒帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等
長袖・長ズボン・登山用スパッツ等を着用しましょう
⇒シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる。
足を完全に覆う靴を履きましょう
⇒サンダル等は避ける
マダニが付いていないか確認しましょう
・目視で確認しやすくするため、明るい色の服を着る
・上着や作業着は家の中に持ち込まないようにする
・屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認する
特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などに注意する
虫除け剤を使用しましょう
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健康子育て課健康づくり担当
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更新日:2025年10月21日