「警戒レベル」を用いた避難情報の発令について

更新日:2021年05月19日

1  避難勧告等に関するガイドラインの改定について

内閣府は、平成30年7月の西日本豪雨災害の教訓から、平成31年3月に「避難勧告等に関するガイドライン」を改定しました。

これは、国や県が発表する防災気象情報と、市が発令する避難情報を、住民が直感的に理解しやすく、適切な避難行動が可能となるように5段階の「警戒レベル」を用いて情報提供することとしました。

 

2  警戒レベルと住民がとるべき行動

住民の皆さんが情報の意味を直感的に理解できるよう、防災情報を5段階の警戒レベルにより提供し、取るべき行動の対応が明確化されました。

警戒レベルと住民がとるべき行動
警戒レベル 住民がとるべき行動

警戒レベル5

(黒)

 

【緊急安全確保】

~命の危険・直ちに安全確保~

すでに災害が発生し、安全な場所への避難ができず命が危険な状況です。命を守る最善の行動をとってください。

警戒レベル4

(紫)

 

【避難指示】

~危険な場所から全員避難~

・対象地域の方は、速やかに危険な場所から避難してください。

・避難先までの移動が危険だと思われる場合は、自宅の2階など、より安全な場所に避難してください。

警戒レベル3

(赤)

 

【高齢者等避難】

~危険な場所から高齢者等は避難~

・避難に時間を要する方(ご高齢の方、障害のある方など)とその支援者は、危険な場所から避難を開始してください。

・その他の方は避難の準備をしてください。

警戒レベル2

(黄)

 

【大雨注意報、洪水注意報等】

~避難行動の確認~

・ハザードマップ等により避難所や避難経路、避難のタイミングなど、自らの避難行動を確認し、避難に備えてください。

警戒レベル1

(白)

 

【警報級の可能性】

~災害の心構えを高める~

・気象情報等の最新の情報に注意するなど、災害の心構えを高めてください。

 

3  都留市から発令される避難情報等の一例

「警戒レベル」の運用開始に伴い、都留市からの避難情報は、次のような例により、防災行政無線や防災つるメール等により伝達されます。

発令される避難情報等の一例

【例1】・・・〇〇地区に「土砂災害に関する、警戒レベル3、高齢者等避難」

を発令しました。

【例2】・・・〇〇地区に「土砂災害に関する、警戒レベル4、避難指示」を発令しました。〇〇地区の住民は、直ちに避難してください。

【例3】・・・「警戒レベル5、緊急安全確保」〇〇地区で大規模な土砂災害が発生しました。直ちに安全を確保し、命を守る行動をとってください。

<市からの避難所情報に関する注意事項(重要なこと)>

市は、気象庁等が発表する防災気象情報のほか、様々な情報を踏まえ避難情報を発令するため、気象庁等からの警戒レベルの防災気象情報と避難情報がでるタイミングが必ずしも同時になるわけではありません。

市民の皆さんは、防災気象情報も参考にしながら、自らの命は自ら守る意識を持って、適切な早期の避難行動をとってください。