都留市名誉市民・市民栄誉賞受賞者

更新日:2022年08月26日

本市の名誉市民・市民栄誉賞受賞者について紹介します。

都留市名誉市民

都留市では「都留市名誉市民条例」に則り、市民又は市に縁故の深い者で地方自治の振興、公共の福祉の増進、教育の普及又は産業、文化の興隆に寄与し、その功績が卓絶であって、広く市民から尊敬されている者に都留市名誉市民の称号を贈っております。

都留市名誉市民 第1号(故)増田 誠(ますだ まこと)氏

経歴

大正9年5月24日生

平成元年4月9日逝去(享年67歳)

平成元年4月9日顕彰

功績の概要

本市(旧南都留郡谷村町)出身の増田誠氏は、青年期を都留市で過ごした、郷土の誇る世界的な画家であります。

昭和32年に渡仏して以来、人間性溢れる独特の作風を確立され、すばらしい作品を出されるとともに、シェルブール国際展グランプリ受賞(昭和35年)、モナコ国際展ボジオ賞受賞(昭和36年)、ル・サロン・インターナショナル・パリ・スード展ゴーギャン賞受賞(昭和42年)など、数々の権威ある賞を受賞され、国際画家の名声を獲得されました。

晩年の増田氏は、日本全国各地で展示会を開催し、忙しい最中都留市においても、郷土都留市の風景を描き、特別展を開催するなど郷土都留市をこよなく愛しておられました。増田氏は、市民に優れた芸術に接する機会を与え、文化を核として個性的で豊かな地域社会の創造と、潤いある市民生活の実現に大きな影響を与えてくださいました。

都留市名誉市民 第2号(故)奥秋 彦之(おくあき ひこゆき)氏

経歴

大正5年6月20日生

平成20年2月5日逝去(享年92歳)

平成8年4月29日顕彰

功績の概要

本市(旧南都留郡寶村)出身の奥秋彦之氏は、幼少より人一倍の努力家であり、向学心に燃えられ、寶小学校卒業後も事情により一度は就職するものの、進学の道を諦めきれず、東京の中学校夜間部へ入学され、苦学の末に卒業されました。その後、就職した先々で経済人としての資質を備え、昭和30年10月、寝具卸業の株式会社甲斐商店を設立して以来、卓越した先見性と指導力をもって数社に及ぶ会社の経営に参画されました。また、横浜山梨県人会副会長、横浜戸塚ロータリークラブ会長等の多数の団体や公職の要職を歴任され、社会・公共に対する奉仕的経営観を持つ実業家となられました。

奥秋氏の奉仕的経営観、強い向学心、深い郷土愛により、計1120万円を母校の宝小学校に寄付され、その資金を元に「甲斐文庫基金」が設置され、心豊かな児童の育成に大きく寄与されております。また、経済的な理由により就学困難な故郷の向学心に燃える学生のためにと、都留文科大学に入学する学生の奨学資金として、計1億円を寄付され、現在その基金は、「奥秋基金」となり奨学生に対する入学金・授業料の貸与に利用されております。

奥秋氏の善意は、本市の教育・文化の振興発展に多大な貢献を果たされました。

都留市市民栄誉賞

都留市では「都留市市民栄誉賞表彰規則」に則り、市民又は市にゆかりの深い個人若しくは団体で、公共の福祉の増進又は、経済、産業、学術、文化、芸術、スポーツ等の分野において輝かしい業績を上げたことにより広く市民に敬愛され、かつ、市民に希望と活力を与えたと認められる功績の顕著なものに市民栄誉賞を贈っております。

都留市市民栄誉賞 第1号(故)山本 美香(やまもと みか)氏

経歴

昭和42年5月26日生

平成24年8月20日逝去(享年45歳)

平成24年10月4日顕彰

功績の概要

本市出身の山本美香氏は、市内の小中高校を卒業後、都留文科大学へ進学されその後は、ジャーナリストとして活躍されました。

山本氏は、日本人唯一の戦場女性ジャーナリストとして、世界の紛争地域から戦火の惨状や住民の暮らしを伝えるとともに、その体験をもとに市内をはじめとする大学、高等学校、中学校等で平和に対する考え方などを講演し、特に戦地における女性や子供等、立場の弱い住民の暮らしに着目して反戦平和活動を長年に渡り続けてこられました。その活動は、日本テレビ社長賞受賞(平成13年)、ボーン・上田記念国際記者賞特別賞受賞(平成15年)、ウーマン・オブ・ザイヤー2004キャリアクリエイト部門賞受賞(平成16年)など、世界的にも認められておりました。

その強い責任感と使命感溢れる行動は、広く市民に敬愛され、かつ、市民に希望と活力を与えたものであり市民の誇りであります。

また、事業仕分けの仕分け人として本市の行財政改革や、桂山会会員として市政に寄与するなど、様々な分野で本市に貢献されました。

都留市市民栄誉賞 第2号 (故)西室 泰三(にしむろ たいぞう) 氏

経歴

昭和10年12月19日生

平成29年10月14日逝去(享年81歳)

平成29年11月20日顕彰

功績の概要

小学校時代を都留市で過ごし、慶應義塾大学卒業後、東京芝浦電気(現東芝)に入社、海外事業など長く担当し、DVDの国際的な規格の統一などで活躍し、平成8年に社長に就任しました。平成17年には、日本郵政の社長へ就任するなど財界の指導者として活躍されました。また、日本経済団体連合会の副会長や、財務省の財政制度等審議会の会長、さらには戦後70年談話に関する有識者会議の座長など多くの公職も務められました。

また、都留市出身の財界人等で編成された会(桂山会)の会員として、市政発展への助言や本市での講演会の開催など後進の指導にもご尽力いただきました。

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