放射線科
当院の装置はFPD一般撮影装置、FPD乳房撮影装置、FPD X線テレビ装置(透視)、マルチスライスCT装置、1.5テスラMRI装置、全身用骨密度撮影装置、手術用外科用イメージ装置、病室での撮影に用いるポータブル撮影装置があります。放射線科には6名の放射線技師が勤務しており、担当検査を受け持っております。また、近隣の医療施設からCTやMRI検査の依頼を受けております。電話で検査日の予約が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
都留市立病院電話番号 0554(45)1811
FPD一般撮影(装置)検査
一般撮影検査とは、目的となる部位にX線を照射して撮影を行う検査です。
いわゆる「レントゲン写真」の事で、様々な病気の初期診断において欠かすことのできない検査の一つとなっています。
また、患者様の中には放射線による「被ばく」について気になさる方もいるかと思います。その際は、お気軽にご相談下さい。



FPD乳房撮影(装置)検査
乳房検査専用のマンモグラフィ撮影装置です。当院の装置は、微細な石灰化や腫瘤の描出に優れる装置を採用し、近年増加傾向にある乳癌の早期発見及び診断に活躍しています。
実際の検査では、乳房を片方(片側)ごとに撮影していきます。また、この検査では乳房を圧迫して平らにしていく為、痛みを伴う場合があります。がんの早期発見(数ミリというとても小さな病変)の為にはとても重要な事です。当院の技師も、なるべく患者様の痛みに配慮しつつ、最良の圧迫で撮影するように心がけております。


FPD X線テレビ(装置)検査
この装置は、人間の体の中を透視したように観察の出来る装置です。その為、「透視検査」と言われたりもします。また「バリウム検査」と言われている検査も、この装置を使用した検査の一つです。
検査の種類は様々で、食道・胃・大腸のバリウム検査などはもちろん、内視鏡(ファイバースコープ)を使用し、気管支・胆嚢・胆管・膵管などの検査にも使用されることがあります。また骨折や脱臼などに対し、骨を元に戻す(整復)時に使用されることがあります。上記の様に幅広い検査をすることのできる装置の一つです。


マルチスライスCT(装置)検査

当院では、高性能の80列マルチスライスCTスキャナを設置しております。0.5mmのスライス検出器を搭載し、高画質と高速撮影を両立させた高水準の装置です。
この検査では、患者様が寝台に横になるだけで苦痛なく頭部や胸部・腹部の断層像を鮮明に撮影する事が出来ます。検査はとても簡単で短時間ながら広範囲の撮影を行うことが出来ます。また、頭部外傷・脳出血等の頭部疾患から胸部疾患および腹部臓器疾患にいたるまで、全身の診断が可能です。
当院のCT装置は従来のCT装置と異なり、撮影しながらノイズ処理を行う『被ばく低減再構成』を搭載しています。撮影時間が短くなる事で被ばく線量が低減されます。
患者様に不安なくリラックスして検査して頂くようスタッフ一同心がけています。また、詳しい検査内容につきましては、医師またはスタッフまでお気軽にお問い合わせ下さい。




1.5テスラMRI(装置)検査

MRIの特徴の1つは、CTなどと違い放射線による被曝のない検査です。強力な磁石(磁力)を利用して、人体の画像を作る機械です。MRIの画像は、さまざまな方向からの断面も、簡単に得ることができます。また、超急性期の脳梗塞や脳動脈瘤、聴神経腫瘍など、診断された症例が数多くあります。腰の椎間板ヘルニアや膝の半月板、靭帯の損傷等にも有用な診断が可能です。
MRIでの血管撮像では、造影剤を使用しないで撮像する、非造影MRAという撮像が可能です。これは検査における患者様の負担を軽減しながら、血管の情報を得ることができる装置です。
当院のMRI装置は、検査空間が従来比1.3倍に拡大され、「開口径71cm」の広さは、患者様の圧迫感を軽減する事ができます。撮像時間も、短時間撮像が可能となり患者様への負担を、より軽減できる装置を採用しています。
また、AI(ディープラーニング:深層学習技術)を新たに用いた技術により、さらに高精細な画像を得る事ができる様になり、診断の確実性を向上させる最新の装置です。
放射線科スタッフ一同、より患者様にリラックスして検査して頂けるよう、心がけて参ります。






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〒402-0056
山梨県都留市つる五丁目1番55号
電話番号: 0554-45-1811
ファクス: 0554-45-2467
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更新日:2024年01月30日