院長あいさつ

新型コロナウイルスがなかなか収束しない状況が続く中、当院は協力医療機関(後方支援病院)として、検査対応や一時的な陽性者の受入れ、重点医療機関や宿泊療養施設への看護師の派遣、DMAT医師の県対策本部への派遣などに対応しながら、通常の診療体制確保に職員が一丸となって取り組んでいるところです。
昨年度から、ワクチン接種も順次進められていますが、より感染力の強い変異株も確認されており、病院運営の面においてもきわめて先の見通しが難しい状況が続いております。
国においては、人口減少や少子高齢化が続く中、地域における将来の医療需要を見据えて、新興感染症や大規模災害などの緊急事態が発生した際にも、機動的・弾力的に対応できるよう、質が高く効率的に持続可能な医療提供体制を整備するため、地域医療構想や地域包括ケアシステム、医師の働き方改革や偏在対策などを一体的に推進しており、令和5年度までに「公立病院経営強化プラン」を策定することが求められております。
当院としては、こうした医療政策の動向を十分に踏まえながら、これまで進めてきたリハビリテーション体制の拡充や在宅医療の推進など、在宅支援の体制を整えながら、更なる経営改善に向けて取組んでまいります。
また、地域と当院を繋ぐ役割である「地域医療連携室」を病院正面へ移設いたしました。外来や入院の患者様の支援をはじめ、地域の医療、介護の事業者との連携を強化してまいります。
これからも、コロナ禍における病院運営と超高齢社会に対応し得る病院へと機能転換を図りながら、親しみのある自治体病院として信頼される良質な医療の提供に努め、スタッフ一人ひとりが専門性を高めて仕事と職場に誇りが持てるよう、日々研鑽を重ねてまいる所存でおります。
引き続き、皆さまのご理解とご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和4年4月
都留市立病院
院長 関戸 弘通
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更新日:2022年04月14日