移住者インタビューNo.1小川さん
埼玉県坂戸市から移住した小川さんに、移住のきっかけや実際に住んでみた感想をお聞きしました。
プロフィール
東京都調布市出身。大学卒業までの21年間を東京都で過ごし、就職を機に埼玉県毛呂山町へ移住。8年間、自動車販売会社に勤務した後、2018年11月に都留市に移住。現在、地域おこし協力隊として移住支援業務に従事する。趣味は旅行、ドライブ。週末は山梨県各地をまわり山梨Lifeをエンジョイ中。
移住のきっかけを教えてください。
僕は車や自転車で旅行に行くのが好きで、社会人になってからもよく休暇には日本全国各地の観光地や自然を見に行ってました。旅先で雄大な景色や温かい人たちと関わる中で、なんとなく「自然に囲まれた場所で暮らしてみたいな」とはずっと思っていました。
きっかけは、たまたま図書館で見つけて借りてきた雑誌だったと思います。その雑誌は日本各地の移住者の生活や仕事、地域の人たちとの繋がりが書かれたもので、移住や企業に対しての初期費用や方法なんかが具体的で「こんな暮らしをしてる人がいるんだ!」と率直に驚いたのを覚えています。たぶん、それが始まりだったと思います。
それで妻と二人で、東京の「ふるさと回帰支援センター」や「移住交流情報ガーデン」に行って資料をもらって、セミナーに参加したりしたんです。
だから、都留市について特段こだわって移住したわけではないんです(笑)。正直に言うと、移住地や自分がやりたかった移住相談員の求人を探しているうちに初めて山梨県都留市を知りました。行ってみてびっくりしました。深い自然と賑やかな町の両面がバランスよく揃っていて、高速道路や電車についてもしっかり整備されている。しかも、東京からこんなに近い。僕にとっては理想の移住地でした。
移住地や住まいはどう決めましたか?
頼りになるのは地元の不動産屋さん
やはり、富士山ですね。富士山が一番キレイに見える場所にこだわりました(笑)
物件探しは仕事探しと並行して、現地訪問や面接訪問の段階から見つけた物件を実際に車で見てまわって検討していきました。
賃貸物件を探すのに最初は大手の不動産検索サイトを利用してましたが「ココいいな!」という場所は問い合わせてみると、すでにいっぱいだったり、募集していなかったりで苦労しました。最終的には都留市の地元の不動産会社に連絡して物件を案内してもらいました。僕の場合、仕事のスタートが決まっていたので、なかなか良い物件が見つからず焦っていた中、都留の不動産屋さんが親身に話を聞いてくれたことはありがたかったですね。やはり、頼りになるのは地元の不動産屋さんなんだとその時実感しました。
小川さんの移住の流れ&移住までにかかった費用
2018年4月:きっかけは図書館で借りてきた移住雑誌!
2018年6月~7月:現地訪問に移住セミナー、自治体に書類請求したりと情報収集は頑張りました。
8月~9月:仕事探しは自分のやりたいことを明確に、内定後は退職の引継ぎも丁寧に行いました。
2018年10月:いよいよ住まいを決定。地域の不動産屋さんにはお世話になりました。
2018年11月:単身で都留市へ。地域おこし協力隊として活動を開始!一時的に二地域居住となる。
2019年1月:夫婦で本格的な引っ越し。各種の手続きも終え、移住完了。
↑住まいは賃貸ですし引っ越しした時期も繁忙期ではなかったので、そこまで移住費用はかからなかったです。ただ移住後は二カ月間ほど二地域居住をしましたので、その分お金はかかりました。
今している活動について教えてください。
移住者として「生」の移住経験を相談者に伝えていく
僕は今、地域おこし協力隊として都留市移住定住相談センターで働いています。
地域おこし協力隊とは、地方自治体の委託を受けて、報酬をもらいながらその土地個別の地域協力活動に従事する者のことで、日々の移住相談業務や移住イベント、ツアーの企画や移住定住相談センターの管理が僕の主な仕事です。僕自身が移住者であるため、移住相談を受ける時は相談者様の話に耳を傾け、しっかりと自分の「生」の経験をお伝えしていくことを大切にしています。
「人混みから解放されて、自分らしく暮らしたい」
「都会的な利便性がなくなっても、自然に囲まれて幸福に生きていきたい」
そんな想いを持った方々の力になっていければと思っています。
小川さんの一日
都留市に移住してからは、趣味や勉強に積極的に挑戦しています↑
市内の楽しみ
都留市は周囲を山々に囲まれた「山のまち」。だから、山登りが好きな方には最高なんです。ちょっとした日帰りの山歩きから本格的な登山までが、市内にいながら楽しめます。
都留市では、市内にある山々の中から21座を「都留市二十一秀峰」として定めています。登山が趣味の方は、この都留市の山々を制覇してみるのも良いのではないでしょうか。
市外へのアクセス
都留市の魅力は、都心や他の地域へのアクセスの良さだと思います。
都留市に移住したって、行動範囲を市内だけに留める必要はないと思います。
長野、静岡、神奈川等……ここから行ける場所はたくさんあります。そして目的地までは、都心にいるよりも近いし早い。僕も週末には、車でいろいろなところに観光にでかけています!
12月に行われた山中湖のイルミネーションイベントでの一枚。休日には都留市から各地の観光地を巡っています↑
都留市に来て苦労したことはありますか?
山梨の寒さにびっくり!フロントガラスがガチガチに凍ってました
都留市は、JRと繋がる電車や高速のインターチェンジがあり、自然も多いですが国道沿いはちゃんと町の機能があるので、それほど苦労したことはなかったです。買い物についても、今はネットで買えますから僕は特段不便を感じませんでしたね。
ただ来てみて唯一驚いたことが、冬場の寒さ!
山梨県は寒い寒いと聞いてましたが、実際に体験してみると確かにそうでした。1月2月の朝の通勤時間に外気温を調べると、氷点下5度などが普通に表示されます。フロントガラスは都心の凍りかたよりも強烈で慣れるまで時間がかかりました。
豪雪地帯と比べるとそれほどでもないですけど、寒さや雪に慣れてない人は、一度冬に来てみて体験してみると良いと思います。
都留市に移住を希望される方にアドバイスをお願いします。
自分の目で見て体感すれば、自分なりの「移住のかたち」が見えてくるはず
慣れ親しんだ土地を離れて知らない町に移り住む「移住」は、大変重い決断だと思います。「地域のコミュニティはどうだろうか?」や「交通手段や気候は大丈夫かな?」など、たくさんの不安や悩みがあるでしょう。そんな時はぜひ実際に都留市にお越しいただいて、自分の目で思う存分町を見ていただければと思います。お試し居住や、つる知るツアーなど都留市にはその環境があります。疑問に思ったことがあれば、ぜひ都留市移住定住相談センターに相談にお越しください。僕も含めて職員全員が、皆さまの悩みを丁寧に聞きます。皆さまの移住の成功を応援しております!
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企画課政策推進担当
〒402-8501
山梨県都留市上谷一丁目1番1号
電話番号: 0554-43-1111(内線)242
ファクス: 0554-45-5005
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更新日:2019年04月09日