移住者インタビューNo.4 曽我さん

愛知県東浦町から都留市に移住した曽我さんに、移住のきっかけや実際に住んでみた感想をお聞きしました。

曽我さん1

プロフィール

岐阜県出身。小学生から大学卒業まで愛知県で過ごす。大学卒業後は神奈川県のIT会社で1年間、携帯電話の基地局の開発に従事する。webサイト制作の勉強に専念するために退職。その後、都留市で開催されたフリーランス養成講座を受講する。現在は地域おこし協力隊として活動するかたわら、webサイト制作も行うパラレルワーカー。

移住するきっかけを教えてください。

田舎暮らしと地域おこしに興味があった

旅行で田舎に行くのが好きなので、元々田舎暮らしはしてみたいと思っていたんです。

学生時代に琵琶湖の離島で暮らしたことがあって、それまで旅行で田舎に行っても住んだことはありませんでした。『実際に住むとこんな感じなんだ』と体感して、より田舎暮らしへの憧れが強くなりました。

『すぐそこに自然がある環境っていいな』と感じたんです。トレッキングやハイキングなどのアウトドアが好きなので、自然が近い環境はとても魅力的に映りましたね。

またその離島で島おこしを経験したことで、地域おこしに深く関わりたいとも思うようにもなりました。

そんな中で都留市で行われる「田舎フリーランス養成講座」(以下いなフリ)に参加した際に、地域おこし協力隊の募集を知ったのが移住のきっかけです。

1カ月間いなフリに参加する中で都留の良さはよくわかっていたので、『せっかく地域おこしを行うなら、知らない土地よりも知っている土地で行いたい!』と思い、都留の地域おこし協力隊に応募しました。

旅行で田舎に行くのが好きなので、元々田舎暮らしはしてみたいと思っていたんです。

 

移住地や住まいはどう決めましたか?

曽我さん家
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空き家バンクで希望に合致する物件を見つけた

物件はシェアハウスで過ごしながら、不動産屋さんと一緒に2週間かけて探しました。

家が決まってから家具や家電などを実家から自分で運んだため、引っ越し費用は随分安く抑えられています。 まずは賃貸のアパートに決めたのですが、たまたま「空き家バンク」で今の家を見つけてさらに引っ越しました。

家から見える景色が「ザ・田舎暮らし」と言う感じで理想的だったのと、家の裏に畑もついていて田舎ライフを楽しめそうだと思ったのが決め手です。

あとは家賃が安いのも魅力でしたね。

家賃5万円で、私の場合は友人と暮らしているためその半分で暮らせています。

物件選びのアドバイスとしては、「譲れないポイントを見つける」ということ。これは地域おこし協力隊の活動の中で、移住希望者の方にもお話ししています。

なぜかというと、中古物件で希望にぴったり合う物件は絶対にありません。あれもこれもと要望が多いと一向に物件が決まらないんですよね。

これだけは譲れないというポイントを決めて、その他はある程度妥協するのがおすすめです。

私の場合は「景色の良さ」は絶対に譲れないポイントだったので、前のアパートも今の古民家もどちらも最高の景色が見れて満足しています。

曽我さんの移住の流れ&移住までにかかった費用

2019年6月:田舎フリーランス養成講座を受講し、一カ月間都留に滞在して魅力を知る。 講座受講中に地域おこし協力隊に応募し、講座終了後から一週間後には地域おこし協力隊として活動開始。

2019年7月上旬:シェアハウス「彩」に滞在しながら物件を探す。

2019年7月下旬~2020年4月:不動産屋の紹介でアパートに入居し、約8カ月間暮らす。

2020年5月:現在の住居である古民家を「空き家バンク」で見つけ今も暮らしている。

移住までにかかった費用

約5万円

内訳 引っ越し費用 約5万円

↑ 引っ越しはハイエースをレンタルして自分たちで行なったため、レンタル料と高速代金などしかかかっていません。そのため移住費用は驚くほど安く抑えることができました。

今している活動について教えてください。

地域おこし協力隊として移住希望者に都留の魅力を伝える日々

私は地域おこし協力隊として都留市移住促進事業に携わっており、移住者の案内や相談などを行っています。

例えばお試し居住の案内・受け入れや、都留知るツアーの企画・運営・集客、移住フェスへの参加など、田舎に移住したい人に都留を知ってもらうため活動中です。

つる知るツアーでは滝や紅葉など都留の自然・景色などを見てもらい、季節ごとの都留の魅力を体験してもらっています。

他にも都留で暮らす人に向けて「まちマーケット」というウェブサービスも運営しています。

まちマーケットメニュー

↑まちマーケットメニュー画面

LINEと連携してグルメ情報やクーポン、病院などの生活情報を発信するもので、都留に移って来られる方々だけではなく、都留に住んでいる人にも都留の魅力を届けるべく奮闘中です。

フリーランスのパラレルワーカーとしても地域に貢献

teraco
曽我さん3

実は地域おこし協力隊として働くかたわら、フリーランスでWEB制作を行っています。

いわゆるパラレルワーカーという働き方ですね。

地域の方から人づてでの依頼が多く、都留のお店のホームページなどを制作。

とはいえ、地域おこし協力隊の仕事の方が私の中でウエイトが重いため、月に1件程度に留めている状態です。

WEB制作の作業をする場合は、家かコワーキングスペースの「teraco.」を利用しています。

田舎でフリーランスは難しいと思われるかもしれませんが、ネット環境が整っているため特に不便はありません。

むしろ人がごみごみしていないおかげで、リラックスして作業に集中できます。

曽我さんの一日

7時30分 起床

8時30分~17時15分 地域おこし協力隊の活動

17時15分 teraco.へ移動

19時 夕食

20時 作業・勉強・自由時間

24時 就寝

アウトドアが楽しみ、東京に近いのも魅力

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週末の楽しみは趣味のアウトドア。

富士山を見に行ったり、湖を眺めたり、牧場に行ったりと都留周辺をドライブするだけでも楽しいですよ。

あとは家の敷地内でBBQをしたり、夜には焚火を囲んだりするのも好きです。

自然が豊富で人が少ない所だからこそできる楽しみですね。

東京に近いっていうのも都留の魅力。

東京にいる友達に気軽に会いに行けますし、遊びやショッピングなど月に1、2回は東京に出かけています。

都留市の魅力はどのようなところだと思いますか。

田舎と都会のいいとこ取りなのが都留の魅力

自然が豊富で富士山に近い、しかも東京に近いという『田舎と都会のいいとこ取りな丁度良さが都留の魅力』だと思っています。

いくら自然が豊かでも、スーパーまで1時間もかかるような田舎だとなかなか住みにくいと思うんですよ。

旅行で行くのは良くても住むのはちょっと違うかなって。

その点都留は山あいの景色がいい家に住んでいても、車で15分ほどでスーパーに行ける。

あとは家賃も食費も高くなくて、遊ぶところもほどよくあって、都会の友達にも気軽に会えるのも嬉しいですね。

田舎暮らしできるけど都会にもすぐ出れるという、田舎過ぎず都会過ぎない丁度良さが都留のいいところだと思います。

曽我さん5

 

都留市移住を希望される方へのアドバイスをお願いします。

何度も足を運び、都留の良さを実感したうえで決断して欲しい

住む前に何回も来て見ることが大事だと思います。

私の場合は1カ月暮らして都留の良さがわかったから移住を決断しました。

いきなり住むのはハードルが高いので、何回も足を運んでいただいて考えるのがいいのではないでしょうか。

実際に移住された方々も、何度も都留を訪問されています。

家を購入された方だと半年間のうちに何十回と、都留に来られることも。1年ほど試しに住んでみて判断される場合もありましたね。

あとは先ほども言ったように譲れないポイントを明確にすること。

きっと希望に合致する物件が見つかるはずです。

移住に関する都留市の制度

お試し居住

都留市では「市外にお住まい」で、「本市への移住または二地域居住を検討」している方であれば、どなたでも無料でご利用いただける「お試し住宅」(1泊2日)を用意。

スーパーや病院の場所を確認したり、空き家を見て回ったり、希望に応じて、移住相談員が案内します。

  • 無料(食事は実費)
  • 1泊2日(平日のみ)
  • 3名まで(4名以上は布団代2000円)
  • 地域交流あり

都留市移住支援補助金

この記事に関するお問い合わせ先

企画課政策推進担当

〒402-8501
山梨県都留市上谷一丁目1番1号
電話番号: 0554-43-1111(内線)242
ファクス: 0554-45-5005

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更新日:2020年07月17日